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  2. スタイリスト大草直子さんインタビュー
自分をよく魅せる服よりも、より自分らしく
心地よくいられる服を選ぶ時代に突入した今、
スタイリスト・大草直子さんが
『スリードッツ』に感じた
心地よさの理由を語ってくれました。

着たときの心地よさと、ほのかな女っぽさに惹かれて
初めて購入したのはジェシカのTシャツ

着たときの心地よさと、
ほのかな女っぽさに惹かれて
初めて購入したのは
ジェシカのTシャツ

初めてスリードッツを購入したのは、20年ぐらい前。代官山アドレスにお店があった頃です。その頃、まだTシャツといえばカジュアルというイメージだったので、試着した時に、「バストもデコルテも身体のラインもこんなに綺麗に見せてくれるT シャツがあるんだ」と驚きました。今もあるUネックのTシャツ、“ジェシカ” を購入したのですが、ひとつひとつのアイテムに名前が付いていることも印象的でした。そのTシャツは、着倒して、その後も黒のTシャツやロンTを愛用し、冬にはカシミヤニットを購入。当時カシミヤは、百貨店のマダムが買うイメージでしたが「こんなにカジュアルで、素肌に合わせられるものがあるなんて」と感動。赤や黒がカシミヤでは主流の中、スウェットみたいな杢グレーが好きで、よく着ていました。Tシャツ感覚で素肌に着られるのがすごくよかった。そのあと、購入したのも、確か、3枚続けて杢グレーでした(笑)。

一番大切な自分が一番気持ちいい
リラックスできるから
ついつい手にとってしまいます

20代後半から30代にかけて、自分の身体のフォルムの変化があり、シンプルで、身体のラインがいい意味で出る服を、どう着たらいいかわからない時期がありました。でもまた3年ぐらい前から自分をトリートしてくれるアイテムを着用するようになりました。着たそばからその人に馴染んで、素の自分になれるから、プライベートな時間は、よく愛用しています。長時間着ていてもストレスを感じないって、すごく大事ですよね。洋服って、格好よく見せたりとか、素敵に見せたり、素材やデザインやブランドで、ショーオフするものが多い中、自分の身体が気持ちいいを一番にリマインドしてくれる服は、今、最も注目されています。移動が多い日や、リースなどでよく動く日などは、私もそんな服を選びがち。最近、コスメやフードでも、オーガニックやエコが注目されていますが、今の時代にフィットしていて、これから世の中はさらにそういう思考になっていくような気がします。

大好きな飛行機の時間を自分らしく過ごすためのお気に入りのスカート。お腹周りを押さえて、スタイルアップして見せてくれるし、ウエストからギャザーが入っていないから大人の可愛らしさも抜群。歩くたびにさらさらとなびいて気分も上がります。スカートにもなるし、ベアトップにもなるからリゾートのお供にもおすすめ。


※着用スカートの色は現在取扱終了しております。

Tシャツの襟ぐりの開きが絶妙で、形違いで数枚購入したお気に入り。甘あみで体を縛りつけず、ふんわり着られる着心地も◎。5分袖は肌の分量がほどよく、着ている人を綺麗に見せてくれるんです。インスタでもコメントをたくさんいただきました。スリードッツのTシャツは、シンプルだけどサラリと着られておしゃれ見えするアイテムが多いですよね。

※こちらのTシャツは現在販売終了しております。

今シーズンはリラクシング
自宅の半径
1.5キロのイメージ

今季のコレクションは、色がその人自身にフィットする、ネップが入っていたりグレイッシュだったりと、誰しもを綺麗に見せてくれながら、挑戦しやすいものが目立ちました。私も好きなカラーが多かったので、着てみて落ち着くものばかり。見た目も素材も心地いいアイテム、そしてイージーケアのものも多数ありました。取り扱いが楽なのも、今の日常服に必要な要素ですよね。エコや再生素材、サステナブルなものは、今の気持ちにフィットしてくれます。今日一日、素肌に着てみても、心地よくノンストレスでいられました。カシミヤのニットやアウターなどが充実していて全部気に入りましたけど(笑)今季は特に、外に出ていくものにも挑戦したいなと思いました。シンプルなアイテムが多いから、素材でフックをつけるとか、レザーを足すとか、あえてヒールを履くことで幅が広がります。ちょっと足しただけで変わるからぜひチャレンジしてみて。

Cotton Knits 3/4slv
ginger tee

AA4W-033 ¥8,500

jersey colette
long skirt

KD378YJ ¥24,000

その他本人私物
今季のコレクションをメインに
大草さんの私物を投入。
さりげないのに素材の上質感を
生かしながらメリハリのある
大草さんのコーデは
見習うべきヒントがいっぱいです。
  • クールな配色は
    素材選びでフェミニンに

    ニットのネップの一色をとってスカートはブルーに。少しカジュアルでボーイズライクなシルエットのニットはスカートと合わせてテイストミックスに。バッグはニットに合わせ、靴はスカートに合わせてのツートーンカラーに。

    Vintage nep l / s crew
    NP201Y ¥24,000

    Eco suede long skirt
    SU3001Y ¥28,000

    その他本人私物
  • ホワイト小物を効かせた
    ニュアンスカラースタイル

    自宅にいる時や、zoom会議などにもおすすめなコーデ。バッグでラグジュアリー感を出し、少し明度の高いアイテムを合わせることで、軽さをプラス。肌に馴染む絶妙なカラーリングのカーディガンは、同素材のパンツでセットアップにして着こなすのもおすすめ。

    Wool rib jersey l / s cardigan
    BT7001Y ¥23,000

    Kate / rib tank
    AD0S-001Y ¥7,000

    jersey colette long skirt
    KD378YJ ¥24,000

    その他本人私物
  • ミルクティー色のエコファーコートに
    同系色を重ねて奥行きを表現

    どんな女性にも似合い、幸せそうに見せてくれるミルクティーカラーのコート。Vネックは中に着ているものをなんでも素敵に演出します。ボタンがスナップなのも◎。しっかりと密度のあるエコファーがエレガントさを引き立ててくれます。

    Brushed sweater
    mock neck dress

    QR5001Y ¥31,000

    Eco fur long coat
    EC704Y ¥59,000

    その他本人私物
  • ベーシックなパーカーは
    ふんわりスカートでアップデート

    スリムで長め、フードはコンパクトで立体感がある大人が着られるパーカーは、 レギンスや、デニムを合わせもいいけれど、あえてシルクのスカートを合わせます。パーカーのふっくらとしたカジュアル感を際立たせて。

    graphic sweat l / s hoody top
    SU2002Y ¥18,000

    その他本人私物
  • テラコッタ×ネイビーで
    どこか大人で上品な配色に

    あったかくて華やか、深すぎず浅すぎず程よいVネックのファーカシミヤニットが、女らしさを加速させます。寒くなったら首の詰まったTシャツや薄手のタートルを中に入れても素敵。あえてパキッとした配色で、大人カジュアルに。

    Fluffy cashmere l / s fur v neck
    FF204Y ¥34,000

    その他本人私物
おおくさなおこ・スタイリスト・webマガジン『mi-mollet』コンセプト・ディレクター
1972年生まれ。雑誌「ヴァンテーヌ」の
編集に携わったのち、独立。
スタイリストとして活躍するほか、ʼ19年4月には
メディア『AMARC』を立ち上げるなど、
イベント出演や執筆業にも精力的に取り組む。
新著『大草直子のNEW BASIC STYLE』のほか、
インスタグラムも人気。

[Instagram]
@naokookusa @naokookusa_styling 
@amarc_official